千葉出会い

出会い体験談~千葉県在住 いっきさん(36歳)~

千葉県に住む60代の叔父は独身。若いころ一度結婚したものの早くに離婚し、30年くらいずっとひとりでいます。

数年前、その叔父が、友人のマンションを訪ねた時のことです。友人とは知り合ってまだ日も浅く、マンションを訪れるのはその日が2度目。叔父はエレベーターを3階で降り、角部屋の友人宅のチャイムを押しました。友人も一人暮らしです。

すると、ドアを開けて出てきたのは同世代くらいの女性。叔父はとまどいました。

「どなたですか?」と女性に聞かれ、「いや、○○さんの部屋、ここじゃなかったですか?」と友人の名前を告げました。女性は「あ、ちがいます。○○さんはこの下。3階です。301号室。この真下の部屋です」

つまり叔父はエレベーターのボタンを押し間違え、一つ上の4階で降りてしまったのです。気づかないまま、部屋番号も確認せずに「角部屋」のチャイムを押してしまったのでした。

おじは大恐縮。何度も女性に謝って、あらためて301号室を訪ねました。友人にその話をすると、友人は「上の部屋の人、感じのいい人だっただろ?」

叔父は「ああ、いい感じの人だった」と答えながら、別のことを思っていました。叔父は偶然出会ったその女性に「いい人」以上の感情を抱いたのです。自分のまちがいから起きたこの出会いを、一期一会で終わらせたくない、とひそかに考えていたのです。

友人はその人のことを知っていました。今どきのマンション暮らしでは、隣室の人の顔も知らないということがめずらしくありませんが、そこは中高年。ゴミ捨てやなにかで顔を合わせれば、あいさつ程度の会話をする。
それが度重なるうちにちょっとした立ち話をしたり、それなりの人間関係ができるわけです。

友人の情報では彼女は叔父たちと同世代で、一人暮らし。未婚なのかバツイチかはわからないとのこと。それを聞いて叔父は「ぜひ彼女と近づきになりたい」と思いました。

そこで、次にその友人宅を訪問したとき、菓子折りを持って先に女性宅を訪ね、改めて詫びたのです。若い人ならありえないことです。そんなことしたら、女性にストーカーと思われかねません。おたがい中高年だからこそ許される行動でしょう。

ところが女性も、どうやら叔父に悪い印象は持たなかったようで、それをきっかけに「お近づきに」なったのです。
今も「お友達」としての付き合いが、細々と続いています。
叔父は内心では「結婚」も視野に入れているようですが、どうなりますか。

千葉県の地元で今でも元気に過ごしていますが、甥としては叔父に幸せになってほしいと思っています。

しかし出会いって本当にどこで転がってくるのか分かりませんね。